和食器店で目移り 丼の選び方

ラーメンどんぶり

和食器店には様々な種類の丼(どんぶり)があるので、目移りしてしまいますが、まずは用途に合わせた選び方をすることが大切です。

たとえば、うどんやそばに利用されるどんぶりは、和食器では、「めん鉢」と呼ばれています。めん鉢は、麺を入れて食べやすいように口径(直径)が約17cm以上の広口のものが一般的です。

また、熱いつゆを入れても冷めにくく、器が熱くなりすぎないように、陶磁器製のめん鉢は厚手に作られています。運ぶときにもやけどしにくく、食べるときには熱々のまま食べられるので、麺類の器として利用するときにはこれを選ぶとよいでしょう。なお、和食器のめん鉢は、ずっしりと重くて扱いにくい陶磁器のものが多いですが、最近は軽くて使いやすい木製の漆塗りのめん鉢も手頃な価格で販売されています。

ご飯丼

一方、ご飯の上に天ぷらや刺身、トンカツ、ウナギ、イクラなどを乗せて食べたいときには、蓋付きのご飯用のどんぶり(飯丼)を選ぶとよいでしょう。こちらは、お椀を大きくしたような形状の器と蓋がセットになった商品ですが、めん鉢よりも深めになっているので、ご飯の上に具材が乗せやすくなっています。また、外側にキレイな模様や絵が描かれた器が多いので、華やかな商品が多いのが魅力といえます。

このように、和食器店で目移りしたときには、最初にその食器の用途に注目した選び方をしてみると選びやすくなります。また、和食器を選ぶときに器の色や模様で迷ったときには、その器に料理が盛りつけられた状態をイメージしてみることも大切です。人によって感じ方は様々ですが、和食器店には、多様な色やデザインの製品が販売されているので、自分がなんのためにその器を使いたいかをイメージして自分に合ったものを選びましょう。なお、お近くに和食器店がない場合には、ネット注文で全国発送しているお店もあるので、こうしたお店を利用してみましょう。